温泉の「偽装」問題、各地で発覚 募る利用者の不信 ルール作り急務に


 温泉への入浴剤混入、天然温泉と表示しながら水道水を使用、温泉法に基づく県の許可を得ず、科学的根拠もないのにパンフレットに効能をうたう。温泉を巡る不祥事が後を絶たず、利用者の信頼が大きく揺らいでいる。「温泉のイメージダウンにつながり残念だ。我々も迷惑を被っている」。温泉旅館の経営者は渋い表情でこう語る。旅行会社も戸惑いを隠せず「契約旅館に不正がないよう祈るしかない」という業者もいる。日本温泉協会は19日、緊急正副会長会議を開き、対応策を協議する。

 
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